カナダ、バンクーバー And My Life!
 
バンクーバーにいる人が直接的に語るカナダ留学への話し!
 



2009年6月20日を表示

Refugee-難民-

スカイトレインの中で危うく泣きそうになりました。

テレビをあまり見ないので、世の中の流れになかなかついていけず、たまに無料でもらえる新聞を出勤途中で読むくらいなのですが、今日はとても興味深い記事がありました。

昨日バンクーバー空港にビルマ(ミャンマー)からの難民が到着し、無事に保護されたようです。

バンクーバーは世界でも数少ない難民を受け入れることの出来る場所だそうで、(カナダでは他にトロントも出来るようです)年間たくさんの難民がくるそうです。
特に上位はイラン・イラク・などで、名前を聞いただけで自国のコンディションが悪くて逃げるしかなかったんだろうな・・・と思います。
飛行機に乗れる人はまだいいそうで、船で何ヶ月もかけてくる人もいるそうで、その間に海賊にあって荷物や現金を全部取られたり、レイプされたり、子供をとられて売り飛ばされたりすることもあるそうです。(私は未だにに海賊が実存すること自体、信じられません)
そんな大変な旅路を乗り越えてでも自国を逃げたいってどんな状態なのか想像もつきません。

昨日到着したビルマの人も、ホテルの部屋を与えられて、食事(ライスとテリヤキチキンだったそうです、質素な食事です)を出されても、そんなちゃんとした食事をしたことがないのか、なかなか手をつけないのだそうです。そして与えてくれた係りの人に分け与えようとするそうです。
このあたりでウルウルきました。

最近、どうしてもカナダに移民したくて偽造結婚したり、お金を払って偽装書類をつくり、ワークパーミットを申請したりする人が増えているようで、カナダの移民局の審査が厳しくなっています。以前は「なんでこんな違法行為までしてカナダに移住したいのか??」と疑問に思っていましたが、こういった記事を読むと、いくら違法行為でも、彼らは母国に絶対に帰りたくないのだろうな・・・と思います。

それに比べて日本はとても鎖国的で、難民をうけ入れる体制はないようです。よく報道で難民が到着したが、母国に送り返されたという話を聞きました。とてもひどい話しに聞こえますが、あれだけ小さな島国にカナダ以上の人口が住んでいて、さらに難民を受け入れる例があるとわかってしまったら、たくさんの国から来てしまうので、「基本的に受け入れない」という徹底をしているのではないでしょうか。世界からも「難民の受け入れが少ない」といわれていますが、民族的に他の文化を受けいるのがむずかしいといわれているので、事実、今後増やす見込みはないのだそうです。

何が正しいのかわかりませんが、なんだか世の中むずかしいですね・・・。

因みに明日6月20日(土曜日)はカナダの難民記念デーだそうです。(初めてカナダに難民受け入れ制度が出来た日)

世界の平和を願います。






2009年6月20日(土)07:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理


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